価格に関する調査結果

Market Development Research


 今回はMDRモニターの女性を対象に身の回りの商品やサービスの「価格」に
 ついてアンケートを行いました。

  1.「この価格だと安すぎて品質に不安がある、と思う価格」
  2.「少し安いかな、と思う価格」
  3.「少し高いかな、と思う価格」
  4.「この価格なら高すぎて買わない、と思う価格」


 以上の4つの価格を複数の商品、またはサービスについて回答してもらい、
 『PSM』という分析手法を用いて、『最適価格』を導き出してみました。

【調査対象】 女性(MDRインターネットモニター)
【調査方法】 PC端末を使ったWEB調査
【調査時期】 2002/04/05〜2002/04/15
【回答者数】 1359名



1. サンプルのプロフィール

 今回調査にご協力くださったモニターの方のプロフィールは以下の通りです。



 

2.

卵1パック(10個入り)の価格

(問:以下の商品・サービスについてあなたが
   1.この価格だと安すぎて品質に不安がある、と思う価格
   2.少し安いかな、と思う価格
   3.少し高いかな、と思う価格
   4.この価格なら高すぎて買わない、と思う価格        を教えてください【OA】)
 
 PSM(Price Sensitivity Measurement)は、「消費者がその商品にどのような価格意識を持っているのか」を「安さ/高さの限界」や「最適価格」といったわかりやすい指標で捉えることが出来る手法です。
 新商品の価格設定の時や、現存商品の価格設定の時や、品質間を損なわない値引きの下限価格を知りたい時などに用います。


「卵1パック」についてモニターの皆さんに4つの価格を回答してもらいました。その結果は右の通りになります。(【図1】参照)

この結果をグラフ化すると【図3】のようになり、このグラフから以下の指標を算出します。

1.IDP(基準価格) 138.7円

2.OPP(最適価格) 122.7円
  この価格に設定すると価格に関する購入抵抗が
  最も小さく、市場に浸透することが出来ます。

3.MEP(高さの限界・上限価格) 155.5円
  価格が155.5円を超えると「高すぎて買わない」
  という拒否者が許容者を上回ってしまいます。
  この価格以上の金額は設定するべきではないと
  いえます。

4.MCP(安さの限界・下限価格) 108.6円
  この価格より安いと「安すぎて品質に不安がある」と
  商品に対する不信感を消費者に与えてしまいます。
  そのため、108.6円以下の価格設定は避けるべき、
  ということが言えます。

【図2】

【図1】

【図3】

◆属性別に価格感を把握出来ます◆

属性別に分析を行うことにより、ユーザー別に価格感を捉えることが出来ます。

今回の「卵1パック」の価格について未既婚で見てみます。(【図4】参照)
未婚者の最適価格は140円なのに対し、既婚者の最適価格は117円となります。この結果から、主婦が多く来店するような店では価格を低めに設定することが求められているといえそうです。

【図4】




3.


他の商品・サービスに関しても同様な質問を行いました。
(1)シャンプー1本(ポンプタイプ)

 シャンプーの価格については若干未既婚によって差が生じました。未婚者の方が「最適価格」と「上限価格」において約90円ほど高い結果が出ています。
「下限価格」については未既婚による大差はなく、380〜400円という結果となっています。


(2)宅配ピザ(Lサイズ):3〜4人前

 Lサイズの宅配ピザについては1500円を切るあたりから不信感を抱く人が増え始め、1000円を切ると6割以上が「安すぎて不安だ」と回答する結果となりました。
最適な価格は2000円を超えない1900円位のようです。


(3)家族との外食(1回1人あたり)

 家族での外食は1回1人あたり、1421円が「最適価格」という結果でした。1000円を切ると「安すぎる」と感じる人が増えるようです。


(4)家族との1泊旅行(1回1人あたり)

 家族との1泊旅行では一人あたり11100円が最適価格という結果になりました。9000円から14500円ぐらいが一人あたりの旅行費用と考えられているようです。


(5)夫のワイシャツ
  既婚者ベース

夫のワイシャツ代としての「適正価格」は約2300円という結果になりました。上限は約3000円、下限は約1700円と1300円の差が出ました。価値観の違いでしょうか?


(6)クリーニング代(夫のワイシャツ)
  既婚者ベース

夫のワイシャツのクリーニング代の「最適価格」は約200円という結果でした。「上限価格」は240円、「下限価格」は150円という結果でした。


(7)子供のトレーナー
  既婚者ベース

子供のトレーナーの「最適価格」は1082円という結果でした。1000円から2000円の間で皆さん考えられているようです。


(8)託児1時間
  既婚者ベース

託児1時間の「最適価格」は1200円。「上限価格」1600円、「下限価格」970円となっています。大切な子供さんを預けるのに1000円以下では安すぎると感じるようです。


(9)子供の塾などの費用(1ヶ月分)
  既婚者ベース

子供の塾代の「最適価格」は7737円という結果でした。「上限価格」9600円、「下限価格」5400円とかなりの差があるようです。親御さんの教育に対する考えの差から来ているのでしょか。


(10)子供の習い事の費用(1ヶ月分)
  既婚者ベース

子供の習い事の費用は「最適価格」5422円という結果でした。塾代と比べこちらは「上限価格」6800円から「下限価格」4600とやはり勉強に力を入れている家庭が多いようです。


(11)自分の小遣い(1ヶ月自由に使えるお金)

「自分のい小遣い」では、各年代・未既婚別に見てみました。基本的に未婚者の方が額が大きく、既婚者は少ない結果となっています。
未婚者では20代の「最適価格」が2万9996円、30代が2万8841円と約3万円で近い金額になっていますが、既婚者においては年代が上がるほど「最適価格」「上限価格」「下限価格」とも高くなっています。しかしながら最も高い40代既婚でも20代の未婚より使える額は少ない結果となっています。


(12)夫の小遣い(1ヶ月分)
  既婚者ベース

夫の小遣いの適正価格は29500円・・・・。20代未婚の女性とほぼ同額という結果になりました。様々な事情が脳裏に浮かびますが皆さん頑張りましょう。

 

 

 




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